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ブンビーカンパニー繁盛記 「最強の花」その1 (プリキュア二次創作)

 ブンビーカンパニー。
 とあるビルの屋上にある、あまりキレイとは言えない建物。此処こそ、ブンビーカンパニーの社屋、兼事務部屋である。社員は総勢二名と一匹。社長兼その他全部のブンビーと平社員のカワリーノ、そして近所の野良猫だけである。
 その日、この会社にしては珍しく、依頼主が直接会社まで訪ねてきた。
「失礼する。ブンビーカンパニーとはここでよかっただろうか」
 入ってきたのは、大柄な男だった。ランニング用のパーカーを着、立派な髭を生やしている。とにかく体つきが良く、全身に無駄なく筋肉がついているのが、服の上からでもわかる。
「いらっしゃいませ~」
 男がドアを開けたとき、嫌な軋み音がしたが、ブンビーはそれをがんばって無視しつつ、営業用のスマイルを浮かべる。
「ほら、カワリーノ君、お客さんにお茶だして」
 ブンビーは唯一の社員である、カワリーノに指示を出す。
「わかってませんねぇ、こういうのは、社長自らやったほうが受けがいいんですよ」
 しかし、彼はそちらのほうへ目をやりもせず、椅子に座ったまま、ひざにいる猫をなで続けた。
「くぅ~、全く働かない諸員なんだから」
 ブンビーはぶつぶつ言いつつも、なれた手つきで手早くお茶を用意する。
「それで、御用は何でしょうか」
「うむ。実は、その、な。花を探しているのだ」
「花ですか?」
 奇妙な依頼にブンビーは首をかしげる。
「ある相手に贈ろうと思うのだ。だが、私はこれまでずっと戦いの中で生きてきた、花のことなどさっぱりわからん。それで、送るにふさわしい花を探してきてもらいたいのだ」
「ちなみに、その相手というのは女性ですか?」
「そうだ」
「ちなみにその方のイメージは?」
「私と肩を並べるほどの強さだ。ゆえに、最強の花を探してきてもらいたい」
(最強の花って言われても、あんた……)
「どうだ、頼めるか?」
 ブンビーはこの依頼を受けるべきか迷った。だが、その一瞬に思わぬ横槍が入った。
「お引き受けいたしましょう」
「ちょっと、カワリーノ君、勝手に」
「経営が苦しいのでしょう?依頼をえり好みしてる場合ではないと思いますがねぇ」
「その半分はあんたのせいなんだがねぇ」
 しかし、経営が苦しいのは事実だ。少し悩んだ末、ブンビーは決断した。
「わかりました、引き受けましょう」
「おお、それは良かった。よろしく頼むぞ」
 その後、男は期限は設けないが、できれば早いほうが良いと付け加えた。
 

 男が去った後、ブンビーは少々ぬるくなったお茶を飲みながら、依頼について考えていた。
「しかし、最強の花って言われてもどうしたもんか」
「シビレッタさんでも送ってみては?」
「ぶーっ!!ごほごほ」
 ブンビーは思わずお茶を噴出していた。
「あの人は花っていうかキノコ。それに私はあの人に、というかエターナルの連中に関わるのは嫌ですよ。スコルプさんは別ですが」
「まあ、私にできるアドバイスはそれぐらいですね」
 仕事は終わったとばかりに視線をひざの上に戻すと、カワリーノはまた猫をなで始めた。
「って、働けよ!」

(続く)

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