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キュアブラックVSキントレスキー (プリキュア二次創作)

 鋭い掛声と共に、互いの拳が激しくぶつかり合う。衝撃によって生まれた風が二人の体を駆け抜け、踏みしめている地面が足の形に陥没した。
 力は拮抗しあい、どちらも譲らない。このままでは埒が明かないと思ったのか、二人はほぼ同時に拳を引き、今度は手数で勝負をしかける。
「オラオラオラオラ!」
「ダダダダダダダっ!」
 しかし、今度も決着はつかなかった。二人は数十合も打ち合ったすえに、互いに跳んで一旦距離をとり、大きく息をはいた。
「素晴らしいぞ!あの二人も中々だったが、お前の身体能力はそれを上回っている。まさか、これほどの強敵に出会えるとは!私を復活させてくれたあの者に感謝せねば」
「そんなこと言われても、こっちはちっとも嬉しくないわよ!」
 答えながらブラックは手首を軽く振っていた。まるで鉄の塊を殴ったかのように、じんじんと痛んでいた。
(ありえない。なんなのよ、こいつ)
「ブラック、大丈夫かメポ?」
「せめて、ホワイトが一緒なら…」
 あの光に包まれて、目を開けると側にいたはずのホワイトや仲間達が居なくなっていた。とっさに変身できたのは不幸中の幸いだったが…。
 
「さて、そろそろもう一勝負行くとするか」
「ああ、もう!こうなったらやるしかない!かかってきなさい」
 二人の体が全身のバネによって、弓のつるのように少しづつ引き絞られていく。限界まで体を沈め、まさに今飛び出そうとしたその時。
 ぐぅ~~~~~~
 と大きな音が鳴り響いた。張り詰めた空気が一気にゆんだものへと変わる。
「ブラック~」
 メップルがじと目でブラックを見つめる。
「あ、あははは」
 ごまかすように、ブラックは顔を少し赤らめながら笑い声をあげる。
「しょうがないでしょ!お昼たべてなかったんだから。折角PANPAKAパンでチョココロネ買ったのに、あいつらが現れてそれどころじゃなかったし」
「何!?きさま、食事中だったのか。それは、申し訳ないことをした」
 キントレスキーは深々と頭を下げる。
「はぁ、どうも、ご丁寧に」
 なぜか、ブラックも釣られてお辞儀をしていた。
「いいだろう。今回は引き分けという形にして、私は引き下がるとしよう。腹が減っては戦はできぬというし、万全の状態のお前と戦ってみたいからな」
 キントレスキーは完全に構えを解く。
「おお、私としたことが、まだ名乗っていなかったな。私はキントレスキー。鉄のように硬い肉体と鋼の意志をもつ男」
「光の使者、キュアブラック」
「キュアブラックか、その名前覚えておくぞ。それから、これは食事を邪魔をしたわびだ。受け取れ!」
 どこから取り出したのか、キントレスキーは大きな紙袋をブラックのほうへと投げた。その中には、
「これって…、PANPAKAパンのチョココロネ!?しかも、こんなにたくさん」
 ブラックの手から顔までありそうな紙袋には、PANPAKAパンの文字が刻まれ、中にはチョココロネがぎっしり詰まっていた。
「では次に会えるときを楽しみにしているぞ」
 ブラックがチョココロネに気を取られているうちに、笑い声を上げながら、キントレスキーは姿をゆらがせ、やがて空へと消えた。
 
 メップルはそれを見上げ、つぶやく。
「恐ろしい相手だったメポ。…って、何食べてるメポ~!」
 ブラックはもう居なくなったキントレスキーのことなど構わず、満面の笑みでチョココロネをほおばっていた。
「あ、メップルも食べる?これ、すっごく美味しいよ~」
 メップルはあきれたような顔をした後、
「そんなこと言ってる場合じゃないメポ。はやく皆に合流しないと、もしかしたら皆にも敵が迫っているかもしれないメポ!」
「ああ、そうだった!待ってて、皆!」
 ブラックは立ち上がると、出口へとむかって颯爽と走り出す。
 
 紙袋を小脇に抱えて。
「やっぱり、しっかり持っていくのかメポ」
「えへへ~。いいじゃない、後で皆で食べよ」

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